ゲームについて(突然頭の中の人が小論文を書き、それを受信したので放出)

私はゲームが好きです。いいゲームというのは、段階的にプレイヤーを教育します。いいゲームの設計は、製作者とプレイヤーの対話になっています。

 

ゲームがプレイヤーに施す段階的教育とは何でしょうか。それは例えば、使える武器の種類が増えるとか、見たことのない敵がステージに登場するとかいった、ゲームの中に出てくる要素が増えることです。

 

しかし、要素が多いものを処理することは難しいです。そのため、ゲームを製作するときには、人に何かを伝えるプロセスそのものを辿る必要があります。
知っている/知らない、できる/できないというプレイヤーの状況に思いを馳せ、その時々の状況に応じた要素を与えていくのです。

 

つまるところ、ゲームは製作者とプレイヤーのコミュニケーションです。
よって、ゲームの製作は複雑なゲームシステムを思いついて実装すればいいというものではありません。どんな複雑かつ戦略的でおもしろいゲームシステムであろうも、プレイしてもらえなければそのゲームは存在しないのと同じです。


また、私にとって、プレイヤーのお金にしか興味がないようなゲームはいいゲームではありません。そこにあるのは製作者とプレイヤーの対話ではなく、お金を奪う人物の影とお金を払う人の独白に見えます。

 

今までの観点でいくと、ダークソウルシリーズ(特にブラッドボーンがよいです)は優れたゲームです。
武器、レベル、ステージなどの様々な面でプレイヤーを教育してくれますが、なにより雑魚敵の配置位置・登場タイミングが優れています。


雑魚敵は物陰からプレイヤーを襲ってくることがあります。当然プレイヤーは物陰に気をつけるようになりますが、すると今度は頭上から雑魚敵が襲ってくるのです!
プレイヤーはだんだん、「このゲームの製作者なら、こういういやらしい位置に雑魚敵を配置するに違いない」と想像しはじめます。
これこそがゲームの醍醐味です。

 

私にとってゲームは、想像力を媒介に他者と対話するアクティビティのひとつです。
子どもっぽいと言われることもありますが、私はずっとゲームを好きでい続けるでしょう。

 

※余談
HUNTER×HUNTERという漫画もやたら設定が難しいですが、読んでいくうち段々情報が出てくるため置いてけぼりにはなりません。作者が大のゲーム好きと聞いてなるほどと思いました。